Drogger Processor(ベータ版)検証結果

土地家屋調査士の新田です。ビズステーション様から、「後処理による高精度スタティック測位」用のWindowsソフトウェアが公開されております。※あくまで、ベータ版です。

率直な感想となりますが、以前から公開されている方法よりも格段に使いやすいものになっています。

※また、Androidアプリ「Drogger GPS」も変更され、観測する際の入力項目が変更されていますので、ご注意ください。

作業手順については、公式サイトでご確認していただくとして・・・

~検証した条件と結果~

<条件> 新点は1点(実際は、既知点です)、既知点は近傍の電子基準点を2点、観測時間は1時間

※設定値は公式サイトの通りとした。

<結果> X=-0.001m Y=+0.004m H=+0.009m

すべて、ミリの差で満足のいく結果が得られました。

※【参考】VRS観測結果との比較⇒<結果> X=+0.001m Y=+0.007m H=+0.005m

~感想など~

・操作性は、数クリックで計算結果が表示され、とても良い。

・以前の観測データでも、不足している情報(点名や仮の緯度経度など)を追加入力することで、計算が可能。

・座標出力(表示)に「平面直角座標」にも対応していただけるとなお良い。(追記 2022/4/12のアップデートにて対応済み)

個人的には、ベータ版とは思えない仕上がりだと思います。

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