「ネットワーク型RTK法」よる多角点の取り扱いについて

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ちょっと専門的な話になりますが、俗に言いますGPSによる(正式にはGNSSと言います)観測方法の一つに「ネットワーク型RTK法」というものがございます。

短時間で観測が終了しますので、時間短縮や地域の道路事情などから、私も多用している観測方法です。

「ネットワーク型RTK法」を用いて作成された「地積測量図」(法務局に備え付けされる詳細図面です。)について、地域によって取扱いが異なっており、観測した座標を「公共座標」と見なす所もあれば、「任意座標」として取り扱うところもあります。

今回、通達があり全国的に統一されることとなりました。規程のマニュアルに従い設置された多角点は「公共座標」とし、それ以外は「任意座標」となります。(地域にもよりますが、近年では「任意座標」で測量することは、ほぼありません。)

今後、「ネットワーク型RTK法」による観測を行う場合、単純に作業工数が増えることから、単価に反映せざる得ません。また、再度利用する場合の取り扱いにも問題があるため、従来の「スタティック法」で観測しようか悩ましいところです。

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